僕は出張時にいつも成田エクスプレスを利用しています。通常は普通席に座るのですが、今回物は試しとグリーン車に乗ってみることにしました。
確かに座り心地はグリーン車の方が格段に良い。革張りの座席でシートピッチも広くフットレストもある。
しかし、これは比べたらの話で、成田エクスプレスは普通席も十分快適な仕様になっています。1時間強の電車にグリーン車代金を払うのがもったいないと感じる方も多いかもしれません。そんな方のために普通席でグリーン車同等のメリットを受ける方法も紹介します。
ちなみに今回は比較のためにグリーン車と普通席を何度も行き来しています。完全に変な人ですね笑。
グリーン車の特徴
1:革張りの座席
一番の違いはこれですかね。全席革張りシートです。普通席と比べてみるとやはり座り心地が違います。
ちなみに普通席はこんな感じ
メッシュ素材の座席です、これはこれで快適なのですが、やはり比べてしまうと全然座り心地が違いました。
前の雑誌入れも革張りです。ちなみにドリンクホルダーとテーブルは普通席と同じ。
ヘッドレストも革張りです。可動式なところは普通席も同じ。
2:シートピッチが広い
少し分かりづらいですが。。普通席とグリーン車のシートピッチを比べてみた図です。
シートピッチはグリーン車の方が広く、のびのび足を延ばせます。そしてフットレストが付いているのもグリーン車の特徴。
普通席でも十分広いのですが、比べると「普通席せまっ」と感じてしまうレベルで違います。
3:めちゃくちゃ空いている
金曜日の20:44成田空港発の成田エクスプレスに乗っているのですが、普通席は7割方の埋まり具合なのに対し、グリーン車は私一人です。静かにゆっくりしたい人にはいいかもしれません。
4:多目的トイレ、出口が近い
これもグリーン車の特徴です。大きな多目的トイレが扉を出てすぐにあります。写真では隠れてしまっていますが男性専用トイレも奥にあり、すぐに用が足せるのは便利です。
もう一つの特徴として、特に成田空港に着いた時は出てすぐにエスカレーターがあり、スムーズに移動できます。成田空港のエスカレーターは時間によっては並びますので、端の号車に座っているときとグリーン車では数分の差が出てきます。
普通席でグリーン車同等のメリットを得る方法
こちらが主要駅と成田空港間の乗車価格の比較です。ご覧の通り、普通席とグリーン車だと1,540円の差があります。
さて、このグリーン車に1,540円の価値があるか?私の意見は「その価値はありません」です。
確かに座席は快適ですが、前述した通り成田エクスプレスは普通席でも十分シートピッチも広く、座り心地もいいです。また、車内WIFIサービスやヘッドレスト、テーブル、ドリンクホルダーといった点は何一つ普通席と変わりません。
とはいえ4の多目的トイレ、出口が近いという点は魅力的ですよね。車内でいくらビールを飲んでもすぐにトイレに行けますし、到着後は一足先に空港内に入れるためストレス無く搭乗階まで進めます。
実はこのメリットを普通席で享受する方法があります。それは5号車もしくは11号車を指定することです。(私はいつも渋谷駅から乗るのですが、時間によって5号車だったり11号車だったりします。券売機で買う際1〜5号車か7〜11号車のどちらかが表示されますので、前者なら5号車、後者なら11号車を選択してください。)
グリーン車の号車番号は6号車と12号車です。5号車もしくは11号車を使用すると、グリーン車の隣の出口を仕様することになるため、成田空港駅で降りたらすぐ目の前にエレベーターがあります。また、乗車時もグリーン車とつなぐ通路に多目的トイレがあるため非常に便利です。
まとめ
グリーン車に乗るなら、5号車か11号車に乗って差額1,540円でビール買って弁当買って週刊モーニング買ったほうがよっぽど有益だというのが私の結論です。
この5号車、11号車は本当に快適ですので是非試してみてください。