「地方の国際線、週1000便超」
ある日の日経新聞を読んでいたらこんな見出しが目に入りました。
飛行機好きの私としては見逃せません。詳しく内容を読んでみると、地方空港の国際線が2018年夏のダイヤで始めて週1000便を突破したとのこと。国際線便数は前年同期より14%増え、伸び率でいうと成田や関空を上回るとのことです。
*日経新聞朝刊2018年5月27日号より引用
こちらが記事に載っていた地方空港国際線便数の推移。2015年からの3年で200便増えているんですね。福岡、那覇、新千歳が順調に伸びていることもわかります。
*日経新聞朝刊2018年5月27日号より引用
こちらがもう一つの資料で年間の外国人入国数と前年比を表したもの。
これを見るとひとつだけ様子のおかしい空港があります。そう、それが北九州空港です。
前年比662% これって普通じゃありません。この数字に興味を持った私は北九州空港の急成長に関してもう少し掘り下げて調べてみることにしました。
なぜ北九州空港が急成長しているのか?
北九州空港は2016年10月より中国の天津航空が大連線を就航し、その後も韓国のLCCであるジンエアーが釜山線、ソウル線を相次いで就航させています。
この背景として、北九州空港が九州唯一の24時間運営の空港であること、北九州市への訪日外国人の増加、そして近隣空港である福岡空港が新規就航や増便を制限される混雑空港として国から指定されたことが挙げられると考えられます。
訪日外国人の増加とライバル空港の制限。この2つに対して24時間営業というメリットを前面に打ち出すことによって北九州空港は急成長を遂げました。
北九州空港はまだまだ伸びる
2017年11月3日のyahooニュースによると、スターフライヤーが2018年10月より4年半ぶりの国際線参入を発表したとのこと。
運行するのは北九州空港を含む国内3空港と台北を結ぶ路線で各路線1日1往復を計画しているとのことです。
スターフライヤーはLCCに含まれますが、乗り心地は非常に良く、私の体感ではANAよりよっぽど快適でした。
そのスターフライヤーの国際線運行開始ということで、今後も北九州空港はまだまだ盛り上がっていきそうです。
そんな北九州空港、修行先としていかがですか?
航空会社の上位ステータスを目指すエアライン修行では羽田ー福岡線が定番ルートとしてあるようですが、同じ福岡県ですし、修行先として羽田ー北九州ルートはいかがですか?というのが今回の提案です。
2017年9月1日の読売オンラインによると北九州空港の2016年度の国際線乗降客数は前年比6.6倍とのこと。この数字が正しければ2年連続7倍弱の成長を遂げているということになり、こんな空港恐らく世界でも類を見ないはずです。少なくとも日本で一番勢いのある空港であることは確かです。
私だったら修行ついでに北九州空港に行ってその勢いを体感したい。そう感じました。
私自身はエアライン修行をしたことがないため、ひょっとしたら福岡空港には距離以外のメリットがあるのかもしれません。しかし、例えそうであっても、この北九州空港修行ルートもエアライン修行中の箸休めとしてご検討いただければ幸いです。