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中国留学半年でHSK高級を取得した僕が教える中国語勉強方法ポイント6つ

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中国語学習をしている人なら誰でも知っていると思います、HSK(漢語水平考試)。僕は10年前に中国に半年留学し、旧HSK6級(今の高級5級相当)を取得しました。

 

自分で言うのも何ですが、これって結構凄い事なんですよ。旧HSK6級は2年間の語学留学で到達できるレベルとされていて、それを僕は半年、しかも期間は9月〜2月で1月は旧正月のため学校は休み、つまり実質4ヶ月の留学で合格しています。

 

とはいえ僕はいわゆる凡人です。別に語学の天才というわけではありません。そんな僕がどうやって4ヶ月の中国留学でHSK高級を取得したか、その方法を紹介していきたいと思います。

 

 

中国留学半年でHSK高級を取得するための6つのポイント 

とにかく良く勉強しましたねあの時は。当時の僕は1月の帰国後すぐに就活を始めてその年の4月から働こうと考えていたという危機感もあり、本当に良く勉強しました。

 

とはいえ語学というものは机に向かって勉強するだけでは習得できません。勉強したものを使う事が大事です。

 

あの当時を振り返って、これから中国留学に行って結果を出したいと考えている方にアドバイスを送るとしたらこの6点。

 

1:日本で中国語を勉強して行かない

2:学校寮のドミトリーに泊まるべし

3:毎日8時間勉強しろ

4:勉強後は毎日飲みに行け

5:日本人同士の会話も中国語にする

6:授業には出なくてもいい

 

順番に説明していきますね。

 

1:日本で中国語を勉強して行かない

いちおう大学の第二外国語で中国語は取っていたんですけどね。単位落として3年生まで受け続けるほど全く身に入っていませんでした。

 

留学を決めた後「少しでも勉強して行こうかな」なんて思ったんですけど、中途半端にやるよりは0で行った方がいい!という変な根拠から全く勉強せずに留学の日を迎えました。

 

そりゃ怖かったですよ最初は。空港からタクシー乗っても英語全く通じないし、学校に着いても何言ってるか分からないしこっちも何も伝えられないし。

 

でもワンとかツーも通じないタクシーも学校名見せればなんとかなったし、学校での手続きも親切な先輩日本人留学生が通訳してくれました。結論なんとかなります。

 

それよりメリットの方が大きかったです。何せ0ですから。勉強したことがどんどん入ってくるし、勉強した事をすぐに試してそれがまた複利となって語学レベルがどんどん上がっていくし。そしてそれが楽しくてどんどん勉強にのめり込んでいけます。

 

あなたが留学前に頑張って1ヶ月勉強した内容はきっと1週間で取得できます。これ本当です。僕なんか大学3年間勉強した事より最初の3日で取得した事の方が多いですから。

 

もちろん日本で3年間みっちり勉強してっていうのなら話は別ですが、変に中途半端に勉強するより全く0の状態で行った方が習得スピードが断然早まると思います。

 

2:学校寮のドミトリーに泊まるべし

親切な日本人留学生のおかげでようやく手続きを終えた僕がアサインされたのは学校寮の2人部屋でした。

 

部屋に入った時は誰もいなく、荷物を片付け一息ついたところでガチャッとドアが開き人が入ってきました。どうやら僕のルームメイトです。

 

僕:「ハロー」

ルームメイト:「ハロー」

僕:「ナイストゥーミーチュー。ペラペラペラ」

ルームメイト:「*^%+={・$€=」

僕「!!!」

 

金髪で青い目をした彼はフランス人でした。実は彼全く英語が喋れないんです。フランス人の英語嫌いって本当なんですね。

 

最初は困りました。同じ部屋に住んでいるのに全く意思疎通ができない気まずさといったらないです。それでもお互い下手な中国語で必死で意思を伝え合い、1ヶ月を過ぎた頃からだんだん会話ができるようになってきました。

 

始めは大変でしたが、今思うとこのルームメイトと中国語でしか会話できないということは語学習得に関しては非常に大きなメリットだったと思います。会話するためにこっちも必死で勉強しますから。それも生活に必要な実用的な中国語を。

 

彼も恐らくそのメリットがあったようでどんどん上達していました。ちなみにフランス人が漢字を書いている姿はなかなかシュールでしたよ。

 

3:毎日8時間勉強しろ

これはもう鉄則です。何しに中国行ってるかと言ったら中国語を勉強するために行っているのですから、とにかく勉強しましょう。

 

語学はアウトプットが大事ですが、そのためにはそのためのインプットをしなくてはいけません。机での学習は絶対必要です。

 

とはいえご安心ください。ポイント1でも述べましたが、0から留学すると勉強する事が楽しくてどんどんのめり込み、1日8時間の勉強なんて全く苦じゃないです。

むしろもっとやりたいと思うほど。勉強嫌いだった僕が言うのだから間違いありません。

 

ちなみに僕が使っていた教材はこの「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」。これだけやっておけば問題ないです。今でも改訂版が出ているんですね、少し値段は張りますがその価値は十分にある一冊です。

 

4:勉強後は毎日飲みに行け

留学生の多い学校だったから周りに和食、韓国料理、洋食、中華と色々あるんですよね。僕の日本人の友達とルームメイトの外国人の友達と、それこそ毎日飲みに行っていました。

 

お酒が入れば会話が増えるのはどこの国も同じ。それにアルコールが羞恥心を緩和するのか酔っ払うと中国語が冴えるんですよね。

 

それこそ日本、韓国、フランス、カナダ、アメリカ、アフリカ色々な国籍の人が一緒になりますから共通言語はもちろん中国語。

 

何度も言いますが語学学習はアウトプットが大事。毎晩飲みに行き沢山会話する事でアウトプットをどんどん増やしていきましょう。

 

5:日本人同士の会話も中国語にする

いやこれは別に日本人だけだったら日本語で構わないと思います。そこまでストイックな話ではありません。

 

中国留学中多国籍で集まっている時の共通言語は中国語です。そこをいきなりフランス人同士フランス語で喋られたら嫌ですよね?せっかくいい感じで会話が弾んでいても一気に白けてしまいます。

 

日本人同士でも多国籍でいる時は中国語で会話することにより更に会話が進みます。ついつい日本語で話したくなりますがそこはぐっと我慢です。それに日本人同士クセが分かっているということもあるのか結構通じやすかったりもします。

 

僕はこれを続けた結果中国語習得のスピードが上がったことの他に、外国人の友達もたくさんできました。

 

6:授業には出なくていい

中国語学習0で留学に来た人は必然的に初心者中の初心者クラスに入ります。

そして上記の5点を実行しているあなたは既に初心者では無くなり授業に物足りなさが出てくると思います。

 

実際僕は2ヶ月を過ぎた頃からは一回も授業に出ていません。ひたすら図書室もしくは自室で勉強していました。

 

それだと授業料がもったいないと思ったあなた、よく考えてみて下さい。あなたは授業に出るために留学しているのではなく中国語を習得するために留学しているのです。そのための最適な方法が授業に出ないという事であれば迷う事なく実践すべきだと僕は思います。

 

授業でマーマー言っている間に自分のレベルに合った勉強を自分で行いましょう。

 

中国語学習は一生の糧になる。目指せ半年でHSK高級! 

あれから10年経った今でも僕は仕事で中国語を使っています。当時の就活の時も中国語が喋れるという事で採用されたようなものです。たった4ヶ月の経験がこの10年間でここまで役に立つとは思ってもみませんでした。

 

なおかつ中国留学は欧米と比べ格段に費用が安いです。たった半年の時間とたった数十万の費用で一生物のスキルが身についたことは非常にコスパの良い投資だったと思っています。

 

今中国留学を検討しているあなたの選択は間違っていません。中国語はこれからもっと必要とされるスキルだと思います。

 

中国留学を考えている方も、既に留学中の方も、この記事を参考に「目指せ半年でHSK高級!」と頑張ってもらえたらこれほど嬉しいことはありません!