12番地

「陸マイラー」のための雑記ブログ

【ANAマイルとSKYコインの違い】近距離はSKYコイン、長距離は特典航空券がお得です!

f:id:no___18:20181113210912j:plain

「ANAマイルとSKYコインってどっちがお得なの?」

 

両方とも航空券を購入することができ、SKYコインも元々はマイルから交換する必要があるため、結局どちらがお得なのかが分かりにくいのがこのマイルによる特典航空券発券とSKYコインによる航空券の購入。

 

・特典航空券:必要マイル数は少ないが諸費用を実費で払う必要がある

・SKYコイン:諸費用の支払いにも使えるが必要マイル数が多くなる

 

このようにどちらも一長一短あります。では結局どっちがお得なのか?結論から言うと、近距離ならSKYコインの方がお得、長距離ならマイルの方がお得です。

 

もっと厳密に言うと、航空券のマイル単価が2.0円以下、サーチャージ・諸税のマイル単価が1.0円以上の場合SKYコインで購入した方がお得になります。

 

 

ANAマイルとSKYコインの違いを近距離と長距離で比較

f:id:no___18:20181113234238j:plain

ANAマイルとSKYコインの違いを距離で比較すると下記のようになります。

*エコノミークラスの場合の比較です。ビジネス以上の場合は格段にマイルの方がお得になります。

■近距離 差額 7,369マイルor11,290円

成田-上海

・マイルの場合

20,000マイル+サーチャージ・諸税11,290円=20,000マイル+11,290円

・SKYコインの場合

32,500円+サーチャージ・諸税11,290円=43,790SKYコイン/1.6=27,369マイル

■長距離 差額 89,081マイルor38,030円

成田-ニューヨーク

・マイルの場合

50,000マイル+サーチャージ・諸税38,030円=50,000マイル+38,030円

・SKYコインの場合

184,500円+サーチャージ・諸税38,030円=222,530SKYコイン/1.6=139,081マイル

*両方往路2019/3/11復路3/15で算出

 

このように近距離だと特典航空券とSKYコインのマイル差が7,369マイルしかなく、特典航空券の場合別途支払う必要があるサーチャージ・諸税もSKYコインなら支払い可能となるため、近距離はマイルをSKYコインに交換して航空券を発券した方がお得に感じます。 

 

それに対し長距離路線は特典航空券だと50,000マイルで発券できるところをSKYコインの場合は139,081マイル必要と、差額89,081マイルです。これだとさすがにマイルで発券してサーチャージ・諸税を別途支払った方がお得ですよね。

 

ANAマイルとSKYコインのお得感の判断のしかた

f:id:no___18:20181113234440j:plain

ではこのお得感をどこで判断するべきか?

 

それにはマイル単価という考え方が目安となります。特典航空券は距離によって必要マイル数が変わるためマイル単価がまちまちですが、SKYコインの場合交換レートが決まっているため、SKYコインのマイル単価は通常の最高還元率でいうと常に1.6円です。

 

つまり、マイル単価が1.6円より低い場合はSKYコインの方がお得、1.6円より高い場合は特典航空券の方が得ということになりますが、重要なのはバランスです。実際にお得感を感じる分岐点は航空券のマイル単価が2円、サーチャージ・諸税のマイル単価が1.0円が目安になります。

 

ANAマイルとSKYコインの違いをマイル単価で比較

f:id:no___18:20181113210530j:plain

先ほどの上海とニューヨークの場合を例にマイル単価の計算方法を説明します。

 

上海の場合32,500円の航空券を20,000マイルで発券できるため、航空券のマイル単価は32,500/20,000=1.625円です。サーチャージ+諸税の11,290円を7,369マイルで買ったと考えると諸費用のマイル単価は11,290/7,369=1.53円です。

 

◼︎上海

航空券マイル単価:1.625円

諸費用マイル単価:1.53円

このようにそれぞれのマイル単価が1.6円に近く、バランスが良い場合はSKYコインで購入した方がお得に感じます。為替の感覚と似ていますね、1マイル1.60円から0.数円の変化だとそこまで違和感を感じません。

 

対してニューヨークの場合はこのようになります。

◼︎ニューヨーク

航空券マイル単価:3.69円

諸費用マイル単価:0.42円

 これはつまり、SKYコインで購入する場合は航空券は本来3.69円で交換できるマイルが1.6円の価値しかなくなり、諸費用は1.6円で交換できるはずのマイルが0.42円の価値しかなくなってしまうということです。ここまで変動があるとさすがに大きな違和感を感じると思います。このマイル単価1.6円との差額がどこまで大きいかがお得感を感じる目安となります。

 

ざっくりどこまでがSKYコインがお得で、どこからがマイルがお得なのか? 

f:id:no___18:20181113210359j:plain

でもこんなのいちいち計算するのも面倒ですよね?

 

あくまで目安ですが、SKYコインが得かマイルが得か?この分岐点となるのがZONE5のハワイ以上かどうかです。ここが冒頭説明した航空券マイル単価2円、諸費用マイル単価1円の境目となります。

 

■成田-ホノルル(ZONE5)差額26,918マイルor27,070円

・マイルの場合

40,000マイル+サーチャージ・諸税27,070円=40,000マイル+27,070円

・SKYコインの場合

80,000円+サーチャージ・諸税27,070円=107,070SKYコイン/1.6=66,918マイル

 

このようにハワイ路線はちょうど航空券マイル単価2円、諸費用マイル単価1円となります。この場合航空券は1マイル2円で購入でき、サーチャージ用に支払うマイル額がちょうど1マイル1円となります。僕の感覚ではここまではSKYコインで支払った方が得、これ以上はマイルで発券して別途サーチャージと諸税を支払った得だと考えています。

 

もちろん渡航先やシーズンによっても金額は変わってきますので一概には言えませんが、ZONE5以下はSKYコインが得、ZONE6以上はマイルが得ということが一つの目安となりますので覚えておいてください。

 

まとめ 

・近距離はSKYコインが得、長距離はマイルが得

・金額の分岐点は航空券マイル単価2円、諸費用マイル単価1円

・距離の分岐点はZONE5

まとめるとこの3つがSKYコインとマイル特典航空券のお得感を分ける目安となります。

 

特典航空券で発券するのは良いけど、諸費用でお金がかかりすぎると本末転倒。SKYコインを使えば諸費用まで払えるけれどその分マイルを余分に使っている気がする、、ここは非常に悩むところです。

 

マイルもSKYコインもそれぞれ一長一短あります。そこをうまく使いこなすことがマイルを有効活用することにつながります。

 

「特典航空券とSKYコインどっちを使おう?」そんな時の一つの目安として参考にしてみて下さい!

 

*関連記事

「全然マイルがたまらない、、」それはあなたの貯めかたが間違っているから。簡単に毎月1万マイル以上貯める方法を教えます! - 12番地