私は今、中国の海城市というところに来ています。
海城市は中国遼寧省の1都市。遼寧省というと大連が有名ですが、その大連から高速鉄道で1時間ほどの場所にあります。地図上の位置でいうと大連と瀋陽の間あたり。産業は石と縫製業が盛んで、小さい町ながら中小企業の社長さんが多く、お金持ちの多い市と言われています。
そんな海城市にはいったい何があるというのか?
何もありません。
おそらく仕事以外の用事で来る日本人はほとんどいないでしょう。町も小さく、娯楽施設もほとんどありません。いわゆる田舎町です。土地の値段は市内で平米3,000元と大連の1/10の安さ。
しかし、実際に訪れてみると海城市は豪華ホテルが安く、料理も美味しく、確かに何もないけれど、非常に快適に過ごせる街でした。
今回はそんな海城市を紹介したいと思います。
中国海城市までの交通手段
大連から高速鉄道が出ています。大連から海城西駅までは約1時間。そこから海城市内までは車で30分くらいです。
今回私は大連空港から車で来たのですが、途中トイレ休憩を挟んでだいたい3時間ぐらいでした。
中国海城市のおすすめホテル
今回宿泊したのはこのCountry Garden Phoenix Hotel Haicheng。ここがとにかく綺麗で部屋が広かった。ホテル外観もエントランス前の噴水と階段が重厚感がありいい感じ。これで一泊339元ですからコスパの良さに驚きです。
ロビーも広くて豪華。
部屋の様子。
あまりに広くて入った瞬間思わず笑ってしまいました。10人ぐらい集まってパーティーができそうな広さです。
バスルームは湯船とシャワーが別々のつくり。シャワーの水圧も強く、湯船も広々でした。
こちらは5階にあるバースペース。
バーなのですが、なぜかフィットネスジムが併設されています。筋トレを横目にコーヒーを飲むってなんともシュールです。
ホテル近くには21:00まで開いているコンビニ風のものもあります。冷えたビールもちゃんとありました。
中国海城市のおすすめ料理
東北田舎料理
昼食で訪れたのがこのレストラン。東北料理のお店で、ホテルからタクシーで5分ほどのところにあります。タクシー代は9元でした。
いわゆる東北田舎料理のお店で、日本人の口に良く合います。
今回頼んだメニューは角煮、ニンニク炒め、ピータン風、チャーハンとビール6本程。これで190元なのでまあ高くもなく安くもなくといった感じです。
味は非常に美味しかったです。
こんなのもありました。ダチョウの卵。
北朝鮮海鮮料理
夕食で訪れたのがこちら。海鮮牧場という名前がなんとも美味しそう。ここもホテルからタクシーで5分ぐらいの場所にあります。
こちらの海鮮は北朝鮮の漁場でとれた魚を使用しているということで、新鮮で美味しい。北朝鮮の漁場って北海道に近いから、北海道の海鮮と同レベルとまではいかないけれど、味は非常に良かったです。
食べ散らかした後ですみません。。真ん中の黒い鍋がスチーム機械になっており、この中で魚介を蒸して食べます。
そして最後は海鮮のエキスが染み込んだおかゆで締め。このおかゆも非常に美味しかったです。
食べ始める前に鍋の底に米が仕込んであり、スチームを繰り返すことで米が炊け、また、落ちてきた魚介のエキスを吸い込んで、メインが終わった頃にじはとてもダシの効いたおかゆに仕上がっています。
ラムしゃぶ
ホテル1階の火鍋屋もおすすめです。羊肉がとにかくうまい!しかも値段も4人でたっぷり飲み食いして350元と大連の半額ほどの安さでした。
ビールはロシアのビールが出てきました。初めて飲んだ。中国のビールより少し濃いめで美味しい。
まとめ
海城に関してホテルも料理もコスパが高いこと以外にももう一つ、星がとても綺麗だったという印象があります。
田舎町なので大通りから一本入ると街灯が全くなくなります。そんな中から見上げた夜空はまるで大草原にいるかのように綺麗でした。
本当に何もないところですが、その何もなさがかえって良い街というのが私の中での海城のイメージです。
全体的に好印象で、そんなに頻繁には来たくないけれど、年に一回ぐらいはまた来たい。遼寧省海城市はまるで自分の故郷のような街でした。