中国出張に行きだして早5年。この期間ほぼ毎月1回は中国に行っています。単純計算でも60回。これだけの回数をこなした上で精査された、中国出張に欠かせないクレジットカードを紹介したいと思います。
中国出張に役立つクレジットカードおすすめ5選
1位:ANA スーパーフライヤーズゴールドカード(SFC)
1位はANA スーパーフライヤーズゴールドカード、通称SFCです。
このカードは発行のために一度ANAのプラチナステータスに到達する必要があり、そのハードルは50,000プレミアムポイントと結構高いのですが、このカードがあるとないとでは出張時の快適さが全く違います。
まず出国時にはビジネスクラスのチェックインカウンターが使用でき、ANA上級会員専用手荷物検査場の利用も可能なため、私の場合で言うとこのカードのおかげもあり毎回成田空港到着から10分で出国しています。
出国後はANAラウンジでゆっくり。成田空港でいうとユナイテッドのラウンジも使用できるため、とりあえずANAラウンジでご飯を食べて、搭乗まではゲート近くのユナイテッドラウンジで過ごすなんていうこともできます。
目的地に到着した後は預け入れ手荷物が優先的に出てきますので、あのぐるぐる回るレーンでじっと待つ必要が無く、到着後すぐに出発できます。
同行者1名まで上記の待遇を受けることができますので、上司・部下との出張やお客様のアテンドの際も喜ばれますよ!
また、航空券を購入した後の座席指定の席数も多くなりますし、何か不明点や変更の際の問い合わせの際の電話も上級会員専用回線があるため繋がりやすく案内もスムーズです。航空券に関する問い合わせだけでなく、以前に海外で付帯保険に関する電話をかけたことがあるのですが、その時も非常に親切、スムーズな対応で非常に助かりました。
2位:ANA銀聯カード
2位はANA銀聯カード。こいつも本当に役立ちます。
用途は決済用。というのも中国では、ホテル以外のほとんどのお店で中国系以外のカードが使えません。一度ナイキショップでVISAを断られた時は本当にびっくりしました。
しかしこのANA銀聯カードがあれば、カード対応店舗であればどこでも決済可能です。中国は日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、普通のお店や飲食店、コンビニはもちろん、マクドナルド等ファーストフード系でもカードが使えます。最近では現金が使用できない店舗も増えてきているため、今後更に必携のカードになってくると思います。
もう一つ決済で便利なのが携帯アプリのWe chatを使ったWe chat payですが、こちらは中国で銀行口座を開設する必要があったりと色々と手間がかかるため、まだまだ日本人が持つことは現実的ではないと感じます。今日本人が簡単に持てる中国決済手段として最も有効なのがこの銀聯カードだと言えるでしょう。
ANA銀聯カード使用時には必ず暗証番号を入れる必要があるのですが、こちらが登録時には4桁だったのに実際使用する時は6桁の入力が必要となります。これは登録した4桁の暗証番号の頭に00と0を2つつけることで解決しますのでご安心下さい。
店によっては暗証番号を入れた後にサインをする必要もあります。これは銀聯カードならではです。2重セキュリティということなのでしょうか?
3位:フライングブルーゴールドカード
第3位はフライングブルーゴールドカード。これも何都市か回るときは欠かせないカード。このカードを持つことで中国国内線を利用する際に上級会員のサービスを受けることができます。
今は終わってしまっているようなのですが、2017年秋頃にカード入会だけでゴールド会員になれるという夢のようなキャンペーンを行っており、その時に入会しました。
フライングブルーの加盟航空会社には結構中国の会社が多く、しかも廈門航空等中国系の中では信頼感のある航空会社が揃っています。主要都市には大体どれかしらが就航しているため会員特典を受けやすく、また、フライングブルーに加盟しているということはある程度しっかりした航空会社であるという証でもあるためか、加盟航空会社を利用することにより中国国内線のデフォルトとも言える遅延も結構な確率で防げます。
フライングブルーゴールド会員の中国国内線利用時のメリットは大きく分けて3つ
1:専用チェックインカウンター
*大連空港の中国南方航空VIPカウンター
中国国内線のチェックインカウンターはものすごく混みます。人が多く、なおかつ一つ一つの手続きが遅いから更に混むという悪循環を繰り返しており、推奨される1時間前の空港到着で本当に間に合うの?と思うぐらい混んでいます。
そんな中優先チェックインを使用できることは非常に助かります。時間の無駄もありませんし、ストレスもありません。写真の通り優先カウンターの場合は大体どこの空港も誰もいないか並んでいても数人程度です。
2:専用手荷物検査
*廈門空港の専用チェックインカウンター。奥が専用手荷物検査入口。
通常チェックインカウンター同様ものすごく混んでおり、ものすごく手際が悪い手荷物検査の通常レーン。こちらも専用レーンが使用できるためスムーズに通過できます。
3:手荷物の優先受け取り
預け入れ手荷物が優先的に出てくるよう、預ける際にプライオリティタグをつけてくれます。飛行機を降りた後すぐに荷物が出てくるためタイムイズマネーの出張中において助かるサービスです。
といったように中国国内線利用時に非常に役立つこのフライングブルーゴールドカード。ただし、なぜか中国国内線の利用ではマイルが貯まったり貯まらなかったりします。JAL日本国内線の事後加算も断られたことがあったので、ひょっとしたら基本的には国際線のみマイル加算対象なのかもしれません。でも一回中国国内線でマイルが貯まったことがあったんですよね。あれは何だったんだろう。。。
また、ラウンジは中国国内線の場合は利用できず、国際線もしくは国際線乗り継ぎの際のみ利用できます。そのため私のメリットからは外しておりますが、出張時の国際線が提携航空会社という場合はラウンジも利用でき、SFC同等の威力を持つカードとなります。
4位:ANAスルガデビットカード
こちらはクレジットカードではなくデビットカードですが、中国出張に欠かせないカードとなっていますので紹介します。このカードのメリットは外国の銀行でもその国の通過でお金をおろすことができる点。
クレジットカードでキャッシングでもいいのですが、このスルガカードの方が銀行口座に即反映されるため、わかりやすく、管理がしやすく感じます。我が家ではスルガ銀行ANA支店をメインバンクとして使用しているため更に利便性が高くなっています。
但し、たまにこのカードだと引き落とせないATMも存在するため、念のためキャッシングのできるクレジットカードも別で持って行き、2段階で対応できるようにしておくと安心です。
5位:アメックスグリーンカード
第5位はアメックスグリーンカード。理由は無料宅配サービスの存在です。こちらは別にグリーンではなくても、ゴールドでも提携カードでも、要はアメックスであれば何でもOKです。
出張帰りはサンプルを持ち帰ったりお土産をたくさんもらったりと、出発時より荷物が増えていることがままあります。そんな時にアメックスの無料宅配サービスを利用すればサンプルなら会社に、お土産なら家に無料で送ることができるためストレス無く帰路につくことができます。
冬場は衣類が増えてスーツケースが大きくなるため、別送品がない時はスーツケースを送ったりと、私はこの無料宅配サービスをほぼ毎回使用しています。私は利用したことがありませんが往路でも空港まで届けてくれるサービスがあり、こちらも便利そうです。3日前までに準備しなくてはいけないところと、集荷が17時までというところがネックですが(私は一度この17時集荷に間に合わず諦めました)。
中国出張に向けてANA銀聯カードだけでも作ることをおすすめします
中国出張に役立つクレジットカードとして5つ紹介しましたが、これから頻繁に中国出張予定が入る予定の方はANA銀聯カードだけでも作っておくことをおすすめします。日本でも銀聯カード対応店舗は増えているため、日本国内での利用もできて無駄にならず、なおかつ中国では大活躍です。現金だけを持っていた時と比べて行動の幅が広がりますよ!是非おすすめします!!
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